TGS2014 Million Onion Hotel、オクトダッド試遊感想

定期更新型ネットゲームから少し離れて、
東京ゲームショウ2014で遊んだゲームについて書く。
有名タイトルについては情報サイト等を見ていただくとして、
試遊したインディーズゲーム2タイトルの感想を綴っておく。

今回のゲームショウは、過去と比べてインディーズゲームが賑わっていた。
パッケージ中心から配信中心になったことで、参入の敷居も下がってきていることに加え、
ソニーコンピュータエンターテインメント(SCE)のバックアップにより、
インディーズコーナーの出展が無料となったことも後押ししたのだろう。


■Onion Games

Million Onion Hotel

PS用ソフト『moon』のスタッフが製作しているiOS向けゲーム。もぐらたたきの要領で、畑から出てくるタマネギやアスパラをタッチして抜いていく。ビンゴを作ったり、同時押しをすると残り時間が増加するアイテムが出現し、残り時間を稼ぐことができる。ドット絵で表現されるキャラクターはみんなヘンテコで愛嬌がある。もうダメだ~と思ったところでLV20に到達、ムービーが流れ(これもドット絵である)、試遊は終了。音声もオススメポイントだったようだけれど、会場の喧騒では上手く聴き取ることができなかった。(『moon』同様、謎言語っぽかった?)
単純なゲームであるがゆえに、止め時が分からなくなるゲームであることは間違いない。


■ソニー・コンピュータエンターテインメント(SCE)

2階建てのブースに、イベントステージ、各機種の展示、そしてたくさんの試遊台を並べた、今や定番となったスタイル。
各メーカーのブースでは入場制限中となっていた「GOD EATER 2 RAGE BURST」(PS Vita)等のタイトルも列に並ぶことができたりと、SCEブースは最大手ながら穴場でもある。

今回は『オクトダッド -タコと呼ばないで-』(PS4)と、
『ケイオスリングスⅢ プリクエル・トリロジー』(PS Vita)を試遊した。
いずれも、一般公開日の午後であったにも関わらず、15分程度の待ち時間(つまり1人分の試遊時間)で試遊することができた。

オクトダッド -タコと呼ばないで-

オクトダッドは、主人公のタコ人間を操作して、ミッションを解決していくゲームだ。(公式サイトではシミュレーションと書いてあるが、アクション、もしくはアクションRPGの方が近いと思う。)
操作説明シートを見ると、「R2ボタン:右脚を前に出す」「L2ボタン:左脚を前に出す」と書いてある。このゲーム、前に向かって歩くことさえ難儀なのである。だってタコだもん。
手にあたる脚をアナログスティックで操作することで、扉を開けたり、物を持ち上げたりもできるのだが、とにかく思い通りにならない。
不器用に歩けば物をなぎ倒すし、鍵穴に鍵を挿すのは非常に難しくて何度もやり直すことになる。
そして障害物をなぎ倒すと、「コイツ……もしかしてタコなのでは……」という疑問の視線を向けられ、失敗を続けると捕まってしまう(らしい)。
そもそもどう見てもタコなのだが何でみんな気付かないのかとかプレイ画面にツッコミたくなるのだが、とにかくドキドキしながら、タコである前にヒトであろうと努力しながら前に進んでいく。
正装に着替えて結婚式場に行き、花嫁に指輪(どう見てもサイズ的に腕輪)をしてあげて試遊は終了。ヴァージンロードで集中的に向けられる視線にとてもドキドキした。

なお、ビジネスデイから参加していた友人に、オススメのタイトルを1つ教えて欲しいと伝えて、薦められたのがこのタイトルだった。家族や友人同士でワイワイ言いながら遊ぶと楽しいと思う。
製作はYoung Horses, Inc.で、PC版(英語)がダウンロードできる。